2月23日,飯倉公館にて第11回日本国際漫画賞授賞式及びレセプションが開催されました。
「日本国際漫画賞」は,外務省が,海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画家を顕彰するもので,平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)が創設した賞です。第11回目を迎える今回は60の国・地域から326作品の応募があり,最優秀賞1作品(コロンビア),優秀賞3作品(フランス,ウクライナ,台湾),入賞11作品が選ばれました。
授賞式では,最優秀賞及び優秀賞の受賞者に対し,岡本三成外務大臣政務官から賞状が,里中満智子審査委員長からトロフィーが授与されました。岡本政務官は,挨拶の中で,今回の受賞作品は秀作ぞろいであるとした上で,漫画文化の更なる発展と,漫画を通じた国際的な相互理解の促進のため,皆様の温かい御支援をお願いする旨述べました。また,里中審査委員長からは,本年度は例年に比べてもレベルの高い作品が多く,共通しているテーマは「命」や「存在」である旨述べ,漫画の発展の歴史に触れた上で,今後もこの文化を更に発展させていってほしいとの講評がありました。
授賞式には,審査委員の一本木蛮氏,三浦みつる氏,熊田正史氏,由利耕一氏,実行委員の白石さや氏,杉山恒太郎氏,フレデリック・L・ショット氏,安藤裕康(独)国際交流基金理事長をはじめ,国会議員,著名な漫画家,出版関係者,文化関係者等が多数出席し,授賞式後に続いて行われたレセプションでは,受賞者との交流が行われました。
受賞者は,(独)国際交流基金の招聘プログラムで来日し,授賞式への出席のほか,出版社,アニメーションスタジオ,漫画関係ミュージアムなどを訪問します。
外務省ホームページより
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