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第20回 手塚治虫文化賞 贈呈式・記念イベント開催

2016年5月29日(日)、東京・有楽町朝日ホールにて、朝日新聞社主催「第20回 手塚治虫文化賞」の贈呈式と記念イベントが行われました。


手塚治虫文化賞は、日本マンガの発展・向上に欠かせない存在である手塚治虫先生の業績を記念した賞で、今回で20回の節目を迎えました。

当団体代表の里中満智子先生は選考委員を務めており、例年以上に紆余曲折あった選考を経て受賞作品が決定、以下の通り賞の贈呈が行われました。


マンガ大賞:『鼻紙写楽』(小学館)

      一ノ関圭

マンガ大賞:『よつばと!』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)

      あずまきよひこ

新 生 賞:安藤ゆき

      主人公のユニークな造形が光る

      「町田くんの世界」(集英社)の清新な表現に対して

短 編 賞:『じみへん』(小学館)

      中崎タツヤ

      四半世紀にわたった連載で築き上げた唯一無二の笑いの世界に対して

特 別 賞:京都国際マンガミュージアム

      10年にわたり博物館と図書館の両面からマンガ文化に貢献した活動に対して


また、同日には記念イベントも多く開催。


浦沢直樹先生と糸井重里氏による対談「漫画家という仕事〜描線ということば〜」ではマンガ製作の実情や漫画家を志した際の想い出、また技術的な観点でのマンガ表現についてなどが語られました。


「画力対決七番勝負 ふたりとも、10年経って絵は上手くなりましたか?」では西原理恵子先生の定番企画「画力対決」を実施。かつて行われたしりあがり寿先生との対決のリベンジマッチでしたが……

お題に対しての自由奔放な回答の数々は会場を大いに沸かせました。


贈呈式後の受賞記念トーク「マンガとミュージアム」では、京都精華大学学長で漫画家の竹宮惠子先生が登壇。

「京都国際マンガミュージアム」は、京都市と京都精華大学が共同で運営しており、マンガ分野に特化したミュージアム施設として非常に重要な存在です。

近年は外国人来館者も増えており、今後もこれまで以上にその役割を果たすことでしょう。


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